飛良泉 (ひらいずみ・秋田県)

霊峰・鳥海山が日本海に秀麗な影を映す仁賀保で、室町期から続く有数の歴史を誇る蔵元。「はでな桜より、地味ながらふくらみのある梅のような酒を」をモットーに、一貫して山廃仕込みを守り抜く。
会社名/株式会社 飛良泉本舗
創業年/長享元年
杜氏/小野寺 勇治郎(山内)


山廃純米吟醸酒
純米吟醸 淡麗辛口
食中爽酒 +4.0

メロンやイチゴのような香りがみずみずしい。どっしりとしたふくらみ感と絹のような旨みが後味にコクを与えています。 |
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山廃純米酒
特別純米 淡麗辛口
食中醇酒 +4.0

山廃の可能性を探求する蔵元推奨の逸品。すっきりした香りと、酸味きわだつ深い味わいが個性的。 |
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造り
鳥海山の伏流水が湧く井戸(仁賀保家より拝領)は山廃仕込に適し、秋田県内でも珍しい辛口の酒ができる理由のひとつとなっています。主な原料米は山田錦や美山錦で、高級米を使用し、酒造好適米使用比率は70%になります。その中には秋田県大潟村の農場に栽培を依頼した無農薬の美山錦があり、その米で造られた酒も市販しています。工場とは別の敷地にある自社の精米所で平均58%の高精白をし、全生産量における特定名称酒の比率も70%となっています。
歴史
この地は、元和9年の国替えにより仁賀保家の領地となり、明治に及びます。「飛良泉」は長享元年(1487)に創業して以来500年間続く秋田県最古の酒蔵です。もともとは”和泉屋”の屋号で廻船問屋を営んでいて泉州堺、江戸を結んで交易していました。創業当初は酒造りを副業としていましたが、戊辰戦争で蔵や屋敷の半分を失ったことをきっかけに、明治になって本業となりました。山廃仕込を始めたのもこの頃で、以来一時の風潮に惑わされず、かたくなに守り続けています。
環境
仁賀保町は鳥海山の麓、秋田県日本海側の南端に細長く延び、海、山、平野と自然に恵まれている町です。米や海産物をはじめ、多くの産物が作られ、TDK創業の地として電子部品産業が栄え、ハイテクの町としても発展を続けています。「飛良泉」の仕込蔵は明治15年に建築された本格的な土蔵で、海岸から50m程のところにあるため、冬は厳しい季節風に見舞われますが降雪は比較的少なめです。
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