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天狗舞
(てんぐまい・石川県)
加賀菊酒の伝統蔵として知られ、地酒の入門酒的存在の銘柄のひとつでもある。山廃仕込みを蔵の個性とし、純米酒に吟醸酒に見事に力強い味わいをもって醸し出している。
会社名/株式会社車多酒造
創業年/文政6年
杜氏/中三郎 岡田謙治(能登)
山廃吟醸酒
吟醸 濃醇辛口
食中爽酒 +4
加賀菊酒の伝統継承蔵。ほのかなリンゴのような香りを伴って舌の上を転がるような口当たりは、まるで魔法の味わい。
山廃純米酒
純米 濃醇辛口
食中醇酒 +4
適度な酸味が口の中に広がり、どっしりとしたふくよかさとともに、丸みのある旨みが後味にコクを感じさせます。
夢
中口辛口
食中爽酒 +3
奥深い厚みのある旨みと心地よい果実香、どこか軽快さも感じさせて心地よい余韻が長く続く夢見酒です。
造り
霊峰白山から湧き出る伏流水と加賀平野に実った五百万石を主に用い醸しています。多くが山廃酒母仕込みによるもので、個性豊かな力強い味わいが特徴となっています。
歴史
文政6年(1823年)創業の蔵。初代当主車多太右衛門が諸国行脚の折に口にした酒の旨さが忘れられず、自ら居するこの地に酒蔵を構え、酒造りを始めたと伝えられています。その当時、酒蔵は森に囲まれており、木々の擦れ合う音がまるで天狗が舞う音に聞こえたということから酒銘が「天狗舞」と名付けられました。
環境
蔵は、霊峰白山を頂く石川県松任市の加賀平野に位置します。蔵の周辺では酒米の「五百万石」が多く作られています。冬は適度な積雪が酒造りにふさわしい安定した低温の環境を保ちます。昭和初期に建設された石組みの仕込蔵は、天狗舞の象徴として周囲の田園風景にとけ込んでいます。