窓乃梅 (まどのうめ・佐賀県)

窓から仕込み桶に舞い降りた白梅の花びらが、その酒を驚くべき芳醇な味に仕上げたという、蔵8代目に起きた奇跡が酒銘の由来。三瀬峠の湧水と佐賀平野の良質米を使い、奇跡の味わいを今に伝える。
会社名/窓乃梅酒造 株式会社
創業年/元禄元年
杜氏/近藤 三則(小値賀)


花彩香
純米吟醸 中口中口
食中醇酒 +3.0

純米酒らしい深井旨味は、佐賀県開発の新酵母の仕込みによる。春の香気ただよう、ふくよかな旨さ。 |
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造り
佐賀平野が誇る酒造好適米「西海134号」をはじめ、山田錦、麗峰とほぼ全量が県内産の米。平均64.6%にまで磨き込みます。仕込水は、嘉瀬川の源流、三瀬峠のやや軟水の湧水を使用。これらが佐賀の気候風土、雄大な佐賀平野の恵みの中で、蔵人達の心意気と熟練の技によりまとめあげられ、佐賀の銘酒「窓乃梅」になります。江戸時代の「花吹雪の奇跡」の味わいは現在も生き続け、年々、酒質の評価も向上しています。
歴史
佐賀鍋島藩の前藩主・龍造寺家の直臣だった古賀家初代が、元禄元年(1688)現在地にて創業。安政7年(1860)8代目の頃、酒蔵の横に咲き誇る白梅の花が春風に舞い上げられ、窓から花吹雪となって仕込桶に降り注ぐと、かつてないほどに芳醇な酒に仕上がったという奇跡。この酒は鍋島藩主に献上され「年々にさかえさかえて名さえ世に香りみちたる窓乃梅が香」の句を賜ります。西宮で酒造りを研究した8代目の苦労が実った瞬間でした。
環境
九州有数の穀倉地帯として知られる佐賀平野のほぼ中央部に位置する久保田町。特に有機農業に力を入れる人口約8千人のこじんまりした農業の町です。近郊には有明海が広がり、ここだけに棲息するむつごろう等の海産物は酒徒垂涎の肴となっています。蔵は、築100年以上の風格ある木造の貯蔵用蔵が2棟、3棟の仕込蔵が建ち並んでいます。周囲をぐるりと田園に囲まれ、清冽な水の流れる、恵まれた自然環境です。
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