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千代寿 (ちよことぶき・山形県)

霊峰・月山の玄関口を流れる清流・寒河江川は、元気な酵母を育てる名水。この水と地元の米を使い、山形杜氏が醸す酒はまろやかな淡麗辛口。毎日欠かさず人の手で醪に櫂を入れる愛情が味に生きる。

会社名/千代寿とらや酒造 合資会社
創業年/大正11年
杜氏/角田 篤弘(山形)



魁 辛口純米酒
純米 中口辛口
食中醇酒 +3.0〜+40

米よし、水よし、の寒河江。その上質な地米・はなの舞を丁寧に磨いて造られた。米の旨味がのった辛口。


造り
蔵内で汲み上げる伏流水は清流寒河江川より湧く硬水。酵母の働きを活発にさせると全国に名高いこの水を酒母水にして元気な酵母を育て、西川工場の軟水の地下水で仕込み、ゆっくり醗酵させます。通常の精米での無効歩合が5〜10%に対し、蔵では2%以内を目標に等厚精米に徹しています。酵母菌にも山形酵母(9号系)を全製品に用い、山形杜氏が仕込みます。あくまで地元にこだわり、毎日欠かさず人の手で醪に櫂を入れる手造りの酒です。
歴史
平安時代、京の藤原氏が寒河江荘を立荘。東北を代表する名刹慈恩寺の国宝や重要文化財指定の仏像群が当時を偲ばせます。鎌倉から400年間大江氏の支配下に入り、江戸期には幕府直轄領となり明治を迎えます。蔵は、元禄9年(1696)に山形で創業。幕末には家運衰徴し、酒造りもままならない時期もありましたが、8代目の代に酒銘「寿」の名声が高まり、山形に2工場、寒河江に1工場を設立。この寒河江の蔵が大正期に分家独立し、現在にいたります。
環境
蔵のある寒河江市は山形県のほぼ中央に位置し、東に蔵王、西に月山、葉山、朝日連峰を望み、清流寒河江川と最上川に囲まれた美しく、そして極寒の地です。四季折々の果物が豊富で、特にさくらんぼは日本一の里として有名。最近では、一世帯の家族数が多いのも話題になっています。蔵は、標高101mの平地に位置し、江戸時代の蔵を、仕込蔵の様相はそのままに大正から昭和の初期に建てかえた風格ただよう木造蔵です。



千代寿