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小鼓 (こつづみ・兵庫県)

「ここに美酒あり名づけて小鼓といふ−虚子」の句碑を授かる名醸蔵。丹波杜氏の故郷の山深き里で、小川酵母の特性を生かし、上品でさわやかな酒を生む。杜氏の技が冴え、センスが光る美酒。

会社名/株式会社 西山酒造場
創業年/嘉永2年
杜氏/青木 卓夫(丹波)



花閑一鼓
純米大吟醸 淡麗辛口
単独薫酒 +1.0

虚子を始め文人墨客との交友に磨かれた洒落たセンスがボトルにも光る。馥郁たる香りの純米大吟醸。

鼓傳
純米吟醸 淡麗辛口
食中醇酒 +3.0

丹波産の五百万石と、減農薬無化学肥料栽培した兵庫北錦を使用。味わい滋味深く、酔い醒め爽やか。


地楽
純米大吟醸 淡麗辛口
単独薫酒 +3.0

播州産山田錦を使用した、旨味重視の手造り大吟醸。ふっくらと穏やかで、豊かに喉をすぎてゆく。

茶丹波杜氏
純米 淡麗辛口
食中醇酒 +4.3

山里にあって和の美風を守る蔵の酒には落ち着いた風格が。丹波杜氏の手技が生きる旨味重視の定番。


天楽
淡麗中口
単独薫酒 +3.5

播州山田錦を使用した旨み豊かな手造り大吟醸酒。ふっくら穏やかで豊かに喉をすぎていきます。

緑丹波杜氏
中口中口
食中醇酒 +2.5

小川酵母を開発した小川知可良氏は蔵の親戚筋。その酵母の特徴を最大限に引き出した爽やかな旨みが秀逸なお酒です。


路上有花
純米大吟醸 淡麗辛口
単独薫酒 +1.0

洋ナシを思わせる柔らかな香り、米の旨味ひきたつ優しく不覚豊かな味わいは、路上に咲く花のように清楚。


造り
「小鼓」の造りの特徴は酒造技師・小川知可良氏の薫陶を受けた地元・丹波杜氏の青木氏が協会10号酵母(小川酵母)のみで造っていることです。もともと東北系の酵母である小川酵母は西日本での使用は珍しく、その上品な香りで流れるような軽快な口あたりを持ちながら、アルコール耐性の弱い使用の難しい酵母です。地元産の米を中心に平均精米歩合53%まで磨いています。軟水と小川酵母による青木氏の醸造技術は全国でも比類のないものといえます。
歴史
丹波は古くから篠山を中心にして統治されましたが、「小鼓」の蔵がある市島は福知山の領下として統治されたところ。創業時は「国礎」という酒名でしたが、3代目当主が高浜虚子の高弟であったところから虚子により「ここに美酒あり名づけて小鼓といふ」と詠われ、酒名を「小鼓」と改めました。以来、文人墨客、画人の逗留も多く、蔵元にはその足跡が多く残されています。中でも日本画家小川芋銭との親交は深く、芋銭の子息・小川知可良氏は酒造技師となり、蔵元の息女を妻としました。
環境
兵庫県の中央東部、丹波は丹波連山に囲まれた山間の地。秋から冬にかけては霧も多く、冷え込みも厳しいところ。松茸・栗・黒豆などが有名です。JR福知山線に沿う、丹波竹田駅の近くに伝統的な酒蔵の姿そのままに3つの蔵が建っています。最も古い「鼓傳蔵」は築100年。新しい「天鼓蔵」と「三鼓蔵」と並び堂々とした風格を漂わせています。



小鼓