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春鹿
(はるしか・奈良県)
蔵元は8世紀より代々春日大社の神官として、御神酒の醸造を司ってきた名家。家康に「奈良酒をもって最上とする」といわしめた南都諸白を今に伝えるその味は、旨み深い超辛口。欧米でも人気を博す。
会社名/株式会社 今西清兵衛商店
創業年/明治17年
杜氏/古川 武志(南部)
雫酒
純米大吟醸 淡麗中口
単独薫酒 +3.0〜+4.0
自家酵母を使い醸された純米大吟醸。南都諸白こそ最上と評された伝統に磨かれた気品。
醍醐味
純米 淡麗中口
食中醇酒 +4.0〜+5.0
大地の恵みを受けた特別栽培米から生まれたこだわりの純米酒。幅のある旨味とまろたかな口当たりが自慢。
超辛口
純米 淡麗中口
食中醇酒 +12.0
春鹿といえばこの超辛口純米酒。香り高くキレよく幅のある味わいは、これぞ辛口酒と目から鱗の旨さ。
造り
南部諸白と呼ばれ、家康に”最上”と言わしめた奈良酒。その伝統と技術を今の酒質に生かしています。山田錦を中心とする酒造好適米を高精白し、蔵内平均精米歩合は60%となっています。甘口酒が多い奈良県にあって辛口の旨酒を造ることに徹し、上槽後の管理も全て低温貯蔵しています。また良質な原料米を確保するためにカルゲン農法による特別栽培にも力を入れています。
歴史
奈良は和銅3年(710)の遷都から80年にわたり政治文化の中心となった平城京があった場所です。造酒司(みきのつかさ)と呼ばれた酒の醸造所跡も発見されています。今西家は8世紀の昔から代々春日大社の神官として神々に捧げる酒の醸造を司どってきました。明治17年から酒造業として独立し、現在に至っていますが、今でも春日祭りの際には春日大社境内にある酒殿に入り、古式ゆかしい仕込み方法で御神酒を造っています。
環境
大阪・京都からの便もよく、多くの観光客が訪れる奈良は、白壁の土蔵や格子戸をもつ老舗などが建ち並んでいる”ならまち”と称される都市空間があります。この奈良町の街並みの一角に「春鹿」蔵元があります。店舗の外観は昔の趣を残していますが、酒蔵は最新の醸造設備を保有し、清潔な環境を保つことのできるように設計しています。大和盆地に開けた平城京の都として、最古の酒殿がある春日大社や東大寺などの名刹に見守られ、重要文化財の今西家書院が隣接してあります。