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賀茂泉 (かもいずみ・広島県)

旧山陽道の宿場町として栄えた酒都・西条。街道に面した蔵元所有の山林に湧く清水で酒を仕込んだことが、酒銘の由来。炭素濾過を一切せず、地の酒米と酵母を使用し、生まれたままの酒の姿を今に伝える名醸蔵。

会社名/賀茂泉酒造 株式会社
創業年/大正元年
杜氏/増田 幸夫(広島)



古酒
純米吟醸 濃醇中口
食中熟酒 +1.5

力強く複雑かつ微妙に調和した香り、重厚で程よい旨みを持った酸味がまろやかに口中に広がります。

山吹色の酒
純米吟醸 濃醇中口
食中醇酒 +1.5

黄金色に輝く酒は炭素濾過をせずに本来の酒の旨さをそのまま伝える証。蔵内で熟成させて味わい深い。


緑泉本仕込
純米吟醸 濃醇中口
食中醇酒 +1.5

炊きたて御飯のようにふっくらした旨みが、自然の豊饒を感じさせる。ぬる燗も楽しめる純米吟醸。


造り
蔵内外に三本のボーリングを有し、清冽な水(硬度5度の中硬水)が豊富に湧出しています。米は広島八反、八反錦、雄町、広島山田錦を使用し、酒造好適米比率35%、平均精米歩合62%となっています。基本型の三段仕込法を守り、醪日数20日位、酵母の純度、徹底した品質管理により醪末期の管理を大切にしています。純米酒では古くから定評があり、炭素濾過に頼らないのを身上とし、特定名称比率50%以上を堅持し、広島県産の酒米、酵母を使用し、真の広島の地酒であり続けています。
歴史
古代安芸の国の豪族の墓で県最大の前方後円墳、安芸国分寺跡が有名です。西条は旧山陽道の宿場町として栄え、広島藩の中で最大の御茶屋本陣跡が残っています。西条の酒造りは延宝年間(1670頃)に始まったといわれますが、当初は地域の需要を充す程度と考えられます。明治27年山陽鉄道開通より販路拡大し、全国的にも有数の銘醸地に発展しました。「賀茂泉」は大正元年、米穀商人であった前垣寿一が個人で清酒製造業をはじめたのが創業です。そして二代目、前垣壽三が昭和40年純米酒の試し造りを始め試行錯誤の後、昭和46年「純米酒本仕込賀茂泉」を発売しました。さらに三代目、前垣壽男が国内はもとより海外にも純米酒の普及に努めています。
環境
広島市の東方30km、瀬戸内沿岸より25km北に位置する高原盆地に西条はあります。酒造期の平均気温は3.5度、灘、伏見につづく銘醸地として名高く、近年では広島大学や醸造研究所が移転し、近代都市としても着実に進展しています。西条駅の南側、いくつもの酒蔵が建ち並び、白壁赤瓦の落ち着いたたたづまいの一角に「賀茂泉」の蔵があります。酒名は旧山陽道に面した蔵元所有の山林に茗荷清水という湧水があり、その水を汲んで仕込んだことから命名されました。



賀茂泉