はじめのご挨拶
当店は今年で創業28年目を迎えます。新興住宅地のごく一般的な酒屋として営業を続ける中、一大転機を迎えることとなったきっかけは、兵庫県加西市にある酒蔵「富久錦」さんの稲岡専務(現会長)と酒類評論家の故穂積忠彦氏との出会いでした。22年ほど前のことです。
酒販店経営の勉強会を開催されていた稲岡氏、その講師をされていた穂積氏。毎月開かれるその勉強会から多くのことを学びました。稲岡氏からは、ご自身を含め全国各地で良酒造りに励む多くの酒蔵のことや酒造りについて、元大蔵技官(醸造試験場鑑定官室長)であった穂積氏からは、清酒の製法や酒税法の欠陥やごまかしだらけの日本の酒(日本酒だけでなく)について学びました。
お二人がこのような勉強会において、酒販店経営者である我々に伝えようとしたことは、消費者の視点に立った経営のあり方であり、さらには正しい酒文化、伝統ある日本酒文化の継承とその継承者の養成にあったように思います。そのために敢えて歪んだ現状を白日の下にさらしこの現実を変革することを我々に託されたのだと私は考えています。
大量生産、大量広告により、それらの商品を置いているだけで売れていた時代に、そこで学ぶこと全てが新鮮な驚きでありました。さらにはそこで知った日本酒の美味しさから受けたカルチャーショック。自分が知ったこの感動を、学んだことを今後多くの皆様にお伝えしていくことが私の酒屋としての使命と感じ、「富久錦」さんが支部をされていた日本名門酒会に入会、以降日本名門酒会参加蔵のお酒を中心として真の酒文化を皆様にお伝えしてまいりました。段階を経て必然的にそれは純米酒になりましたが。このことについては、「店主のポリシー」をお読みいただけたら幸甚に存じます。
その間に、名門酒会以外の幾つかのお蔵との出会いもありそれらを含めた品揃えでこのショップを今後運営して参ります。
店主 上野寛
当店のポリシー
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